夢のマイホームを叶えるために!注文住宅の土地探しのポイント

公開日:2023/10/15

土地探し

夢のマイホームへの第一歩は、土地探しから始まります。どんなに素晴らしい家を建てても、土地探しの段階でミスしてしまうと、理想のマイホーム生活からかけ離れてしまいます。そこで本記事では、注文住宅を建てるための土地探しのポイントについて解説します。これから注文住宅を建てることを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

注文住宅用の土地探しの方法

まずは、土地探しの方法について、メリットとデメリットをふまえながら解説します。

不動産会社に相談する

土地探しの方法のひとつめは、不動産会社に相談する方法です。不動産会社は、不動産市場に詳しい専門家です。インターネットや住宅メーカーに出回っていない最新情報やコアな情報についても把握している可能性が高く、掘り出し物的な土地を見つけられるメリットがあります。

ただし、不動産会社によって情報の充実度が異なるため、さまざまな不動産会社に足を運び、信頼できる会社を見極める必要があるでしょう。仲介手数料が必要な点も注意が必要です。

住宅メーカーに相談する

土地探しは、住宅メーカーに依頼することも可能です。「顧客が希望する注文住宅に適しているか」という、住宅メーカーならではの視点で土地探しをしてもらえるというメリットがあります。また、土地と建物を含めたトータルの予算を考慮した土地探しが可能です。

土地購入と住宅建築をひとつの会社で進めることから、土地と建物、それぞれの住宅ローンの窓口を一本化できる点もメリットです。土地と建物でローンを別々に組む場合や、後述するつなぎ融資の際もスムーズに進めることができます。ただし、不動産会社と異なり土地取引のプロではないため、提案内容によってはほかの好条件の土地を見逃す可能性があるでしょう。

インターネットや情報誌を利用する

インターネットや情報誌を利用して自分で探すことも可能です。不動産関連の情報サイトや情報誌には、多くの土地情報が掲載されています。豊富な選択肢の中から、自分の希望条件に合った土地を自由に探せるのがメリットです。一方で、写真や文字情報のみでは、現地の雰囲気や周辺環境を正確に把握できないデメリットがあります。

また、インターネットや情報誌の内容は最新であるとは限りません。たとえ希望の土地を見つけても、既にほかの人が契約済みの可能性があるため注意ましょう。

注文住宅用の土地探しの手順

次に、土地探しの手順を紹介します。

予算を設定する

はじめに、土地を買うためのおおまかな予算を決めます。住宅の建築費用や諸経費などを考慮して、土地購入に割り当てられる金額を設定しましょう。

条件設定と土地探し

土地探しの際は、希望条件を明確にしておきましょう。たとえば、住みたいエリアや土地の広さ、交通アクセス、周辺施設などです。家族会議を開いて、それぞれの希望を出し合うのもよいでしょう。ただし、すべての条件に100%合致する土地は、ほぼ見つかりません。

その場合は、条件の中から優先順位の高いものをピックアップしましょう。自分や家族にとって何が重要かを考え、条件に見合う土地を見つけてください。

事前調査

よい土地が見つかったら、実際に現地におもむき、事前調査を行います。土地の形状、周辺環境やインフラ、日当たり状況やゴミ置き場の位置などをチェック。家を建てた後に悩まされないように、騒音や悪臭などもチェックしましょう。

実際に現地におもむくことで、リアルな情報を総合的に得ることができます。現地調査以外にも、ハザードマップなどを利用して、災害リスクや土地の安全性を充分に確認しましょう。

住宅ローンの事前審査を申し込む

土地や建物に住宅ローンを利用する場合、事前に審査を受ける必要があります。金融機関に申請手続きを行い、自身の借入限度額や返済条件を確認しましょう。また、事前審査は複数の金融機関への申込みも可能なため、審査が通ったものから自分に合った住宅ローンを選ぶとよいです。

つなぎ融資の事前審査を申し込む

住宅ローンと同時に、つなぎ融資の事前審査も申請することができます。つなぎ融資とは、住宅引渡し前の支払い(土地の購入代金や着工金など)に利用する融資のことです。住宅ローンは、一般的に住宅の引渡し時に融資が実行されます。

しかし、土地を購入してから家が完成するまでの間も、さまざまな支払いが発生するのです。これらをすべて自己資金でまかなうのが難しい場合、つなぎ融資を利用すれば、一時的に資金を借り入れることができます。ただし、つなぎ融資を取り扱う金融機関が少ない点や、通常の住宅ローンより金利が高いなどのデメリットもあります。また、つなぎ融資のみの利用はできない点や、住宅ローン控除の対象外である点も注意しましょう。

買付証明書を提出する

購入したい土地が決まったら、売主あるいは仲介業者に「買付証明書」を提出します。この時点では本契約にはなりません。買付証明書そのものには法的な拘束力はなく、土地の所有者に対し「この土地を購入したい」という意思を示す書類になります。

なお、買付証明書を提出後、ローンの事前審査を申請するのが一般的ですが、事前審査が通った状態でないと買付証明書を受け付けないパターンも存在。売主によって対応が違うため、あらかじめ確認しておきましょう。

不動産売買契約

土地の調査結果に問題がなく、資金のめどが立ったら、売買契約を結びます。

注文住宅用の土地を探す際に意識するべきポイント

土地探しや土地選びの際には、以下のポイントに注意しましょう。

用途地域を確認する

土地を購入する前に、用途地域を確認しましょう。用途地域ごとに、土地の利用方法が定められています。住居系の用途地域も複数あり、建てられる建物の種類や規模に制限があるのです。建ぺい率や容積率、高さなどの制限を無視して好き勝手に家を建てることはできません。事前にしっかり確認しておきましょう。

接道義務を満たしているか確認する

接道義務とは、道路と敷地に関する規定のことです。接道義務を知らずに土地を買ってしまうと、家を建てられない可能性があります。また、建築途中で接道義務違反が判明した場合は、工事の停止を命じられるなどのリスクがあります。

土地探しを業者に依頼した場合は、接道義務を満たさない土地をすすめることはまずないと考えられますが、個人で探す場合には注意が必要です。

まとめ

本記事では、注文住宅の土地探しのポイントについて解説しました。注文住宅の土地探しは、住宅メーカーに相談するのがおすすめです。土地と住宅、両方の希望を考慮したうえで、土地探しを進めましょう。希望する土地を見つけた場合、購入手続きをする前に、事前調査をしっかり行うことが大切です。

土地探しは理想のマイホームを実現するための第一歩です。本記事で紹介したポイントや注意点を、ぜひ土地探しの参考にしてみてください。

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