注文住宅に浄水器専用水栓は必要?設置の費用も解説
安全な水を手軽に利用したいなら、浄水器専用水栓の導入がおすすめです。浄水器が組み込まれた水栓であるため、すっきりとしたデザインで、美味しい水を楽しめるのが特徴です。本記事では、注文住宅における浄水器専用水栓の重要性と設置費用について解説します。あわせて、浄水器専用水栓のメリットを紹介します。
なぜ注文住宅に浄水器専用水栓が必要なのか
注文住宅を建てる際、水回りの設備にもこだわりたいと考える方もいるでしょう。とくに浄水器専用水栓は、家族の健康や快適な生活をサポートする上で重要な役割を果たします。なぜ、注文住宅に浄水器専用水栓が必要なのか、その理由と設置することで得られるメリットについて紹介します。
水道水の安心・安全を確保できる
浄水器専用水栓を設置する最大のメリットは、水道水の安心・安全を確保できることです。日本の水道水は基本的に飲用に問題がない品質を持っていますが、地域や環境によっては塩素の匂いや不純物が含まれる場合もあります。浄水器専用水栓を利用することで、水道水をさらに浄化し、安全かつおいしい水を飲むことができます。
家族の健康をサポートする
家族の健康を考えるならば、浄水器専用水栓は欠かせません。とくに赤ちゃんや小さな子どもたちは、まだ免疫が発達していないので、水道水中の微量の汚染物質が影響を与える可能性があります。浄水器を通すことで、安全な水を提供できるため、家族の健康サポートにつながります。
美味しい料理を楽しめる
料理に使う水の品質がよくなれば、料理の味も格段に向上します。浄水器専用水栓を利用することで、飲食物の風味を損なわず、より美味しい料理を楽しめます。とくにコーヒーやお茶、スープなど、水が味の決め手となる料理や飲み物でその効果を実感できるでしょう。
環境にやさしい選択
ペットボトルの水やウォーターサーバーを利用する場合、プラスチックの使用量やゴミの量が増えてしまいます。一方、浄水器専用水栓を導入すれば、定期的にカートリッジを交換するだけで済むため、環境にやさしい選択となります。
環境保護への貢献意識をもつ方にとっても、浄水器専用水栓は魅力的な選択肢といえるでしょう。
浄水器専用水栓の設置にかかる費用
浄水器専用水栓は、家庭の水道水をより安全でおいしい水にするための便利な設備です。導入することで、家族の健康や快適な生活をサポートし、環境にも配慮した選択となりますが、設置にかかる費用は気になるところでしょう。
ここでは、浄水器専用水栓の設置にかかる費用について見ていきます。浄水器専用水栓の設置費用は、主に以下の2つの要素によって決まります。
浄水器専用水栓本体の費用
浄水器専用水栓は様々な種類やブランドがあり、その性能や機能によって価格が異なります。基本的なタイプから高性能なものまで選択肢が豊富であり、予算やニーズに応じて適切なものを選ぶことが重要です。
設置工事費用
浄水器専用水栓は、シンクの下に本体を設置し、水栓部分のみがシンクの上に出るような設置を行うため、専門的な工具と技術が必要です。設置を業者に依頼する場合は工事費用が発生します。
また、浄水と水道水を別々に出すタイプの場合は、シンクに穴を開ける工事が必要になり、その分費用が増える可能性があります。
浄水器専用水栓の設置費用の目安
一般的な浄水器専用水栓の設置費用目安は、約1万2,000円から1万6,000万円程度といわれており、浄水器専用水栓本体の価格と設置工事費用が含まれます。設置工事については、専門業者に依頼することがおすすめです。
業者ならば適切な工具や知識を持っており、安全かつスムーズに設置を行うことができます。
浄水器専用水栓の新設工事で注意したいこと
浄水器専用水栓は、家庭の水道水をより安全でおいしい水に変えるために重要な設備です。新設工事を行う際には、いくつかの注意点があります。ここでは、浄水器専用水栓の新設工事で注意したいポイントについて解説します。
下地の確認と補強
浄水器本体をしっかりと固定するためには、設置する部分に十分な強度が必要です。シンクの材質によっては、十分な厚みがない場合があります。とくにステンレス製のシンクは1〜1.2mm程度の厚みが一般的です。
このような場合、浄水器を取り付ける際には、シンクの裏に12〜20mmほどの厚さの木材(パーチクルボード)を下地として取り付ける必要があります。下地を取り付けることによって、浄水器専用水栓をしっかりと固定できます。
カートリッジの位置
アンダーシンクタイプの浄水器を取り付ける場合、カートリッジはシンクの下に設置します。そのため、シンク下のスペースを効果的に使っている場合、カートリッジの位置に注意が必要です。
シンク下のスペースが限られている場合は、スパウトインタイプの浄水器を選びましょう。スパウトインタイプの浄水器を選ぶことでカートリッジの交換頻度は増えるかもしれませんが、シンク下に場所を作る必要がなくなります。
プランニングとカスタマイズ
浄水器専用水栓の新設工事は、家の設備やレイアウトに合わせたプランニングが重要です。また、家族のニーズに合わせた機能や性能、デザインの浄水器専用水栓を選びましょう。
専門業者は、顧客に合った最適な機器の選定やアドバイスをしてくれるので、自分たちの暮らしに合った浄水器専用水栓を取り入れることができます。
まとめ
浄水器専用水栓は注文住宅において重要な存在であり、水道水の安全性と家族の健康をサポートします。設置にかかる費用は専門業者に依頼する際の目安として1万2,000円から1万6,000円程度です。新設工事では下地の確認と補強、カートリッジの位置、そして専門業者への依頼とプランニングに注意しましょう。適切な設置により、家族の健康と快適な生活を支える浄水器専用水栓を手に入れることができます。