注文住宅の間取りを決める際にチェックするべきポイントとは?
注文住宅を建てる際、悩んでしまうのが間取りではないでしょうか。より住みやすい住まい、快適に暮らせる住まいにするために間取りはとても重要です。間取りによって日々の生活が変わってくるともいえるでしょう。今回は、間取りを決める際にチェックしておきたいポイントについてお伝えします。
家づくりにおける間取りの重要性
家づくりでは、間取りがとても重要です。生活スタイルに間取りが合っていない場合、暮らしにくいと感じてしまうからです。たとえば、家事がしにくい住まいだと、家事に時間がかかってしまいます。生活動線や家事動線は間取りの中でも意識しておきたいポイントです。間取りを考える際は、今の家族構成や生活スタイルだけでなく、将来についても考えておく必要があります。
たとえばお子さんが2人いる場合は、お子さんが成長したら子ども部屋を2つに分けることができるように作る、老後の生活に備えて、階段やトイレなどに手すりをつけることができるようにしておく、お子さんが成長し家を出た後のことも考えておくなどです。生活に合わせて柔軟に変化させていくことができる住まいであれば、長く安心して暮らすことができるでしょう。
注文住宅の間取りを決める際にチェックするべきポイント
間取りを決める際にチェックしておきたいポイントをまとめておきます。
家族の希望を取り入れる
家族全員が快適に生活できるように家族の希望を取り入れる必要があります。ただし、全員の希望をすべて取り入れることは難しい場合もあるでしょう。そのため、家族の希望を出し合って、優先順位を決めておきます。何を重視するのか家族でよく話し合いましょう。
生活動線をシミュレーションする
間取りを考える際は、毎日の生活でどのように部屋の中を動いているのかシミュレーションしてみてください。家事をするときは、部屋の中を何度も移動します。この時、移動しやすいように間取りを考えておけば、家事がスムーズに行えるでしょう。また、帰宅してから部屋に戻るまで、準備から外出までの動きもスムーズにできるような導線にしておくと便利です。より快適に暮らせる導線を考えましょう。
周囲の環境も確認
間取りを考える際は、周囲の環境もよく見ておく必要があります。たとえば、住まいのバルコニーは、日当たりがよい方角にしたほうが快適です。道路に面しているなら、プライバシーを守るため、窓の位置に注意しなければならないでしょう。
風通しや日当たり
日当たりのよさや風通しのよさは、快適な住まいにとても重要です。窓の位置は、風通しがよくなるように、日当たりがよくなるように考えましょう。
家具や家電の配置も考えて
間取りを考える際は、ある程度家具や家電の配置も考えながら決めるのがおすすめです。とくに家電はコンセントが必要になるので、コンセントの位置も考えながら間取りと配置を決めていく必要があるでしょう。
外部も重要
間取りも大事ですが、住まいの外部も計画が必要です。駐車場はどうするか、庭はどうするかなど決めましょう。
注文住宅の間取りを決める際によくある失敗
注文住宅の間取りを決める際によくある失敗事例をまとめておきます。
開放感を求めたことによる失敗
開放的な住まいは、広々としていてとても暮らしやすいです。しかし、開放的過ぎてしまうことで生じる問題もあります。たとえば、音が響きやすい、ニオイが気になるなどです。
収納スペースの失敗
注文住宅では、広い収納スペースを作られる方が多いです。収納場所が多いとモノも整理しやすくなるでしょう。しかし、広い収納スペース内にタンスや棚を入れる場合は、寸法をしっかり測っておく必要があります。サイズが合わないと中に入れることができません。このような失敗はよくあります。
部屋の広さの失敗
部屋は広ければ広いほどよいというものではありません。家族の人数に合わせて暮らしやすい広さがあります。そして狭くなってしまうと生活しにくいです。たとえばリビングや15畳、キッチンは5畳くらいが目安といわれています。
水まわりの失敗
水まわりはある程度近い場所にまとまるようにしておきましょう。あちこちに点在させてしまうと、家事がしにくくなってしまう、水の音が気になるというようなことになってしまいます。
部屋数が足りない
お子さんがいるご家庭でよくある事例です。部屋数が足りなくなってしまうと、お子さんも不満を感じてしまうでしょう。将来的にお子さんが増えるかもしれないという場合は、部屋を分割できるように作っておくのがおすすめです。
まとめ
注文住宅の間取りを決める際に注意したいポイントや、失敗事例をお伝えしました。失敗事例を知っておくことで、失敗を避けることができます。注文住宅は一度建ててしまうとすぐに購入できるものではありません。一生に一度ともいえる大きな買い物になるので、よく検討して失敗がないように間取りを決めるようにしましょう。